阿佐ヶ谷駅南口が変わってゆく
先月あたりから阿佐ヶ谷駅の南口で工事が行われています。もともとは京王バスや都バスの停留所があった、広々とした場所でした。一体なにをしているのか知りませんが、今日はフェンスを張って大掛かりな作業をしていました。
地上からはフェンスの中の様子は分かりませんが、駅のプラットホーム(総武線・新宿方面行き)から覗くとこんな感じ。路面が剥がされています。
そしてちょっと上に目をやれば、昨年から続くマンション建設。いつの間にかずいぶんと高くなったものです。このマンションの場所には古本屋や喫茶店があって、阿佐ヶ谷に越してきた頃はよく立ち寄っていましたが、今はもう揃って姿を消しました。どちらもそれなりの歴史があったお店だったと思うんですけど。
阿佐ヶ谷駅南口が変わってゆきます。
そういえば阿佐ヶ谷会の小説家・上林暁は「阿佐ヶ谷案内」という文章のなかで、この駅前広場について、こんな風に書いていました。
私はこの駅前広場にたたずむのが好きである。ほこりつぽいけれど、ほこりつぽいのをも私は愛するといへよう。大きな空が一ぱいにながめ渡されるのが何よりいい。夕焼空、浅黄空、月空、とりどりにいい。バス停留所にあるベンチに私はなんといふこともなく腰を下ろすことがある。(「『阿佐ヶ谷会』文学アルバム」より)
もし上林が生きていたなら、何を思うだろう。
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