エストニアン・アニメーションのクリエイティブさ
先日、ラピュタ阿佐ヶ谷で行われたアニメーションフェスティバルに行ってきました。今回はヨーロッパの小国エストニアで制作されたアニメを集中して上映していたんですが、その作品のクリエイティブさといったら、ある意味日本やアメリカのアニメーションを上回るものがありました。
エストニア共和国はソビエト連邦から独立したバルト三国の1つ。ラトビア、ロシアと国境を接し、バルト海、フィンランド湾に面している、人口140万人ほどの小さな国家です。この国には50年以上の歴史をもつアニメーションスタジオが2つあり、そこから数々の独創的なアニメーション作品が生まれ、世界各国の映画祭で多くの受賞を重ねています。
今回私が観たのは「エストニアの作家たち」という、エストニアを代表するアニメーション作家の短編作品を6本あわせたプログラム。10分ちょっとの小品ですが、どの作品もキャラクターが魅力的かつ何処か不気味で、ストーリーはとことんシュール。今まで観たことのない独特の世界観をもつアニメーションばかりでした。
日本やアメリカのアニメも、もちろん優れていますが、一方でお決まりのパターンに沿った、間違いのない出来にうまく収まってしまっているようにも思います。その点、エストニアのアニメーションはというと、作家の自由な発想でのびのびと作品が出来上がっている感じがするんです。この自由さはまるで子供の頃の落書きと空想がそのままアニメーションになっているみたい。
もっともっとエストニアのアニメを見てみたいんですけど、いかんせん日本では商品化されているものが無いのが残念なところ。ネットで見つかるのはこんなところでしょうか。プリート・パルンという有名な作家の初期作品。エストニアン・アニメらしい遊び心とユーモアにあふれた作品です。
「Time Out」プリート・パルン
ラピュタ阿佐ヶ谷の地図
大きな地図で見る







