「東京の空」宮本浩次

人も知る読書家・宮本浩次(エレファントカシマシ)の随筆集「東京の空」を読みました。
出版元は、エレファントカシマシをデビュー当時からプッシュしてきたロッキング・オン。一度は絶版になりましたが、最近のエレカシの活発的な活動を受けて、めでたく重版されました。
'99年からの4年間にわたる雑誌掲載の文章をまとめたもので、エレファントカシマシの活動年譜と照らすと、「good morning
」「ライフ
」の時期と重なります。
「good morning」制作時の興奮、「ライフ」でのニューヨーク滞在、夢中になった真夜中のドライブ、大好きな読書、バンドの仲間、宮本流カレーの作り方に至るまで、当時の宮本の心の動きが綴られています。読者に語りかけるようなフレンドリーさの中に、宮本の個性的な滑稽さを散りばめた、とても魅力的な文章です。
音楽に対する熱い想いや、独自の強い思想感については、もちろん読み応え十分ですが、私が個人的に気に入ったのが、カレーについて書いた文章です。カレーをおいしく作るコツについて、ユーモアたっぷりに、興奮気味に書いていて、なんだか可笑しくなります。
エレカシファンはもちろん、宮本のことをあまり知らない人でも、読み始めると彼の人柄に惹き込まれていくことでしょう。おすすめです。







