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私のロードバイク【フレーム編】

サーリー ペイサー

私のロードバイクのフレームはサーリーのペイサーというモデルです。
一般的にロードバイクといえば、歴史的にも文化的にもイタリアやフランスをはじめとするヨーロッパブランドのイメージが強いのですが、サーリーはアメリカのミネソタ州で創業したブランドです。

私はレースなどでバリバリ走る競技志向のライダーではないので、いわゆるヨーロッパブランドのレーシーなバイクは自分には向かないと感じていました。また個人的な背景として、私は学生時代からアメリカやカナダによく遊びに行っていて、一度も足を踏み入れたことのないヨーロッパのブランドよりも、アメリカのブランドの方にシンパシーを感じました。

そしてサーリーの強烈なブランドポリシーに私はシビれました。以下、サーリーのWebサイトから引用します。

Surly(サーリー)の意味は、「無愛想な」とか「むっつりした」。大した意味もないのに売らんかなのために新製品を垂れ流すメーカーや、大して乗りもしないのに新製品や高級品に群がるファンを「流行に弱い無駄使い集団」と切り捨てる皮肉が彼らの真骨頂ながら、その背後には自転車を心から愛する気持ちがある。超風変わりで、超真っ当なブランドです。(中略)ねえみなさん。シンプルな美しさ、効率、扱いやすさ、それから気が遠くなるほどの「自由」な感覚……これをみんな持ってる自転車ってやつは世の中に貢献する可能性があるなんてもんじゃなくて世の中を良くしてる……今この瞬間にも……と僕たちは信じてるんです。なんで、そのために、僕たちはあなたの財布に優しくて、雨の日も風の日も毎日楽しんで使ってもらえるモノを考えてるのです。毎日自転車に乗ってるあなたみたいな人に、より良い物を……

ペイサーのフォーク

ペイサーというフレームは鉄製で重量が重く(フォークと合わせて3Kg!)、中速~高速でのスピードの伸びもありません。塗装も単色塗りで、装飾的なデザインは尽く削ぎ落とされています。

けれど重いながらも安定した走行感、スチールフレームならではの絶妙なしなり、古き良き時代のトラディショナルなホリゾンタルの形状などを私は大変気に入っています。

フレームは自転車の個性を左右する最も大きな要素です。フレーム次第でどんな乗り味の自転車になるか、その方向性が大方決まってくると考えて良いでしょう。
これから自転車をはじめようと思っている人のためにちょっと解説すると、フレームの素材には大きく分けて3種類があります。それぞれの素材によって乗り味に特徴があります。

  • アルミフレーム
  • カーボンフレーム
  • スチールフレーム

アルミフレームは、軽量でパリッとした硬い乗り味が特徴のフレームで、数年前までは多くのメーカーでエントリーモデルからフラッグシップモデルまで幅広く製造されていました。

カーボンフレームは、カーボンファイバーによる振動吸収性能と軽い重量が特徴です。カーボンフレームの黎明期は、フレームを成型するのに高い技術が必要だったため、なかなか普及モデルには採用されませんでしたが、現在ではかなり幅広い価格帯で購入できるようになりました。またツール・ド・フランスなどで選手が乗っている自転車のほとんどがカーボンフレームです。

スチールフレームは、アルミフレームやカーボンフレームの台頭により、レースシーンからも市場からも姿を消しつつありました。しかしそのマイルドでタフな乗り心地が近年再び注目を集めています。鉄のフレームには独特のしなりがあり、主に街乗りやツーリングなどの乗り方に向いています。

このほかにもチタンやマグネシウムを素材としたフレームや、2種類の異なる素材から構成されるハイブリッドフレームなどの種類もあります。

また一概に素材の種類だけで乗り味を判断するのは少し危険です。フレームの形状やメーカーの違いによってもフレームの特徴は異なってきます。フレーム選びの際は、できるだけたくさんの情報を集めて慎重に選定しましょう。情報に関しては、プロショップに行って店員さんに相談するのが一番良いでしょう。1つのお店ではなくて、いくつかのショップをまわると違った話が聞けて良いと思います。

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小林 聡
1982年生まれ

杉並区阿佐ヶ谷を中心に活動しているフリーランスのWebプロデューサー。趣味は読書と自転車。ファブズラボ代表。

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