今再びエレファントカシマシが輝きを増す

『今宵の月のように』から10年、今年に入ってからエレファントカシマシは再び表舞台で活発的な活動を始めました。
2004年以来、レコード会社の移籍を経て、3年ぶりにリリースされた『俺たちの明日』、今年に入ってからは『笑顔の未来へ』『桜の花、舞い上がる道を』とメジャーなサウンドで明るいメッセージの楽曲がドロップされ、10月1日にはニューシングル『新しい季節へキミと』の発売が控えています。
世間に白い目を向け、孤独を歌っていた初期。文学的な歌詞の世界観と、圧倒的なバンドの存在感に、音楽業界からは大きな賞賛を浴びながらも、大衆からは受け入れられず、セールスは低迷状態でした。レコード会社をクビになり、再出発を機にメジャー街道をひた走ることになりますが、やがてまた本流に戻っていくように、楽曲は荒々しい・野性的なスタイルへと変化していきました。
そして今再び、私たちの前に姿をあらわしたエレファントカシマシは10年前のあの時とも、20年前のあの時とも違う、力強さがあります。希望があります。彼らの歌にもあるように「胸をはって」私たちの未来を高らかに歌っています。
だから素晴らしい。
『風に吹かれて-エレファントカシマシの軌跡』を読んで、私はそんな風に感動しました。この本はデビュー当初からエレファントカシマシを評価し、バックアップしてきたロッキング・オンの10年間にわたる膨大な量のインタビュー記事を収録した、厚さも内容もブ厚い一冊です。10年前に出版され、一度絶版になりましたが、最近また重版されました。かなり読み応えのある本でおすすめです。
- 第一章『エレファントカシマシ』衝撃のデビュー
- 第二章『エレファントカシマシⅡ』さまよえる怒りの行方
- 第三章『浮世の夢』夢から醒めて見上げた空
- 第四章『生活』青春の結晶
- 第五章『エレファントカシマシ5』過ぎゆく日々、迷いの日々
- 第六章『奴隷天国』袋小路の中での、孤軍奮闘
- 第七章『東京の空』痛快逆転劇、そして突然の契約切れ
- 第八章『ココロに花を』新生エレカシの誕生
- 第九章『明日に向かって走れ 月夜の歌』その歌声よ、すべての夜空に
- あとがき







