阿佐ヶ谷会

阿佐ヶ谷は文士の街だそうです。昭和の時代、井伏鱒二を始め数々の小説家や詩人・文化人などが阿佐ヶ谷や荻窪周辺に住んでいたのだそうです。
彼らは共通の趣味である将棋を通じて集まり「阿佐ヶ谷会」なるものを組織しました。
私はもともと文学が好きで、太宰や漱石を愛読していましたが、この阿佐ヶ谷界隈の作家の作品を読んだことがありませんでした。(太宰は読んでいましたが、阿佐ヶ谷会のことや、井伏と親交深かったことは知りませんでした)
最近、その阿佐ヶ谷会の中心的メンバーである井伏鱒二の作品をはじめて読みました。読んだのは「山椒魚」という井伏の処女作であり、とてもコンパクトな短編ですが、すでに彼の文学の道を決定付ける、ユーモアと悲哀の合い混ざった傑作です。
「阿佐ヶ谷会」には井伏のほかにも青柳瑞穂、秋沢三郎、浅見 淵、小田嶽夫、亀井勝一郎、上林 暁、木山捷平などなど数々の文士たちがいました。彼らの作品をひとつひとつ読んでいくのも面白そうです。今後はそんな彼ら「阿佐ヶ谷会」の作品をここで紹介していこうと思います。
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